Samuel Gawith Commonwealth Mixture (サミュエル・ガーウィズ コモンウェルズ)
「ヴァージニア:ラタキア=50:50」でラタキアジャンキーは避けて通れない!?
US$9.99/50g也。(税・送料別)
ラタキアとヴァージニアのみ。しかも配合比率が50:50という、普通に買える中では最もラタキアヘビーなブレンドです。当ブログで今まで紹介したブレンドの中では、ラタキアの比率が40%という「Brebbia Balkan Blend(ブレビア バルカンブレンド)」と「DAN Tobacco BILL BAILEY’S BALKAN BLEND(ダンタバコ バルカンブレンド)」がありました。コモンウェルズはそれをしのぐ 50%…ちょっとドキドキです。なお、柘製作所のカタログの紹介文にあった「ジョンコットン」「バルカン・ソブラニ」については、私はどちらも喫った事がありません。
さて、開封時はさぞかし強烈なラタキア臭がするのかと思いきや、そこまでではありませんでした。実際にそれなりにラタキアの匂いはしますけど、いわゆる正露丸の匂いがプンプンという事はありません。
味の方は、ラタキアの味が突出していて、逆に、ヴァージニアは 50% も入ってないんじゃないかと思ってしまう程。非常にまろやかで、ダンタバコのバルカンブレンドのような強烈さはありません。まぁ、こちらにはオリエンタルが入っていないのでバルカンブレンドと比べる事自体が間違いですね。オリエンタルでエッジを立てないと、ラタキアってこんなにまろやかなんですね。
ここまでくると、ブレンド用に販売されているラタキア 100% も試してみたいという思いがちょっとだけします。コモンウェルズの味から想像するに、ただただドヨーンとした味のような気がします。ブレンド用のラタキアを買っても持て余しそうなので、実際に試すかどうかはわかりません…まぁ試さないと思います(笑)。
柘製作所のカタログの紹介文には「上品な甘さが中盤から鮮明に。」とありますが、そこまで鮮明に甘さが際立ってくるという印象はありませんでした。ラタキアのトロッとした感じが若干弱まってきて、というか、ラタキア感に慣れたためかもしれませんが、相対的にヴァージニアが立ち上がってくるというのはあるかもしれません。とはいえ、全般を通じて味の変化は小さいかと。
しばらく喫って「このトロッとした感じが、今までに喫った何かに似てるな…」と思って記憶をたぐったら、「McClelland FROG MORTON(マクレーランド フロッグモートン)」でした。フロッグモートン(オリジナル)もヴァージニアとラタキアのみなので当然かもしれませんが、頑固一徹の Samuel Gawith と現代的な McClelland なのでちょっと意外。私は、ヴァージニアの甘味を活かしているフロッグモートンの方が好きかな。
ラタキアが何より好きなパイプスモーカーにとっては、中毒性があって他に替え難いブレンドかもしれません。私はそこまでラキアジャンキーではないので、当分次は無さそうです。ただ、ある日突然思い出したように喫いたくなる。そんな魔力は持っているブレンドだと思います。
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