Cornell & Diehl: RED CARPET (コーネル&ディール レッドカーペット)
「レッドカーペット」という名の通りの足元の重厚感だが…
US$9.99/2OZ 也。(税・送料含まず)
着火して最初の印象は「ドヨーン」とした味わい。葉組はレッドヴァージニア+ペリクとのことなので、この重さの原因はペリクの含有量が結構多いためかもしれません。ヴァージニアの甘さに対してペリクが「鳥黐(とりもち)」のようにはたらいて足元がべっとりと固定されているようなイメージで軽快感は感じられないですね。この足元の重厚感は「レッドカーペット」というブレンド名にピッタリではあります…が、個人的にはあんまり好きじゃないかな。
中盤以降も味わいは変わらず、ニコチンも結構キツメなため、大きめのパイプにフルに詰めて喫うと、割とうんざりしてきます。
何ボウルか味わっているうちに思い出したのが「BELL’S Three Nuns (スリーナンス)」。こちらは
オリジナルの葉組はヴァージニアとペリクで、その後製造がオーリックに切り替わった際にペリクがケンタッキーに置き換えられ、マックバレンが製造している現在もこの葉組を踏襲しているそうです。
だったのですが、レッドカーペットのペリクも、ケンタッキー的な「悪はしゃぎ感」を感じられて、スリーナンスがペリクの代替にケンタッキーを使ったのがちょっと腑に落ちました。レッドカーペットの方がスリーナンスよりは高級感のある味わいを持つものの、確かに似たところも感じられました。
と、ここまでは悪いことばかり書いていますが、何ボウルも味わっていると、たまに(5回に1回くらい?)「おっ、この何とも言えないヘビーでビターでドライな感じは意外と旨いのかコレ!?」と感じることがありました。前述の通りニコチンがきつめのブレンドなので、体調に左右される割合が多いのかもしれません。
エッジの立っているブレンドなので、好きな人には結構ハマるかもしれないです。私は当分の間いいかな…でも、忘れかけたころにまたチョッカイを出してみたくなるかも!?