パイプパイプ煙草

4noggins: BUTTON BAY (4noggins ボタンベイ)

「”Very American English”ブレンド」とは何ぞや!?

4noggins: BUTTON BAY (4noggins ボタンベイ)
4noggins: BUTTON BAY (4noggins ボタンベイ)
オリエンタル、ペリク、ラタキアによってよりなじみやすく味付けされたバーレーとリッチなヴァージニアのブレンド。甘み、スパイシーさ、スモーキーさが美しくバランスしています。火ちも良い”Very American English”ブレンドです。(4noggins.com の説明文をさぼ亭主人が翻訳)

「4noggins: SAMPLER – ENGLISH」に含まれていたブレンド。まさに全部入りのなかなか珍しい葉組です。

全部入りではあるものの基本的にはバーレーがメインで、その他の葉っぱと香料(シトラス?)が多彩かつ複雑な味わいを演出します。バーレー以外ではオリエンタルが比較的強めに感じられます。同じサンプラーに含まれていた「4noggins: HARVEST MOON (4noggins ハーベストムーン)」もバーレーが強めでしたが BUTTON BAY の方がバーレー以外の要素が多いためか繊細さを感じます。バーレーの強さ自体は同じような印象ですね。

前にも何度か書いている通り、私はバーレーはあんまり好きではないのですが、このブレンドはちょっと意外でした。葉組等の事前情報なしにまず喫ったところ「あ~バーレーだわ…」というのはすぐわかったものの、サポート役のオリエンタルに「まぁそういわずに、もうちょっと味わってみてくださいよダンナ!」と言われているような気がして「うん、まぁ、オリエンタル君がそう言うならば…」と意識を集中すると、いろんな味わいが出るわ出るわ…。ヴァージニアはまぁ当然入っているとして、柑橘系の香料とラタキアも効いてきて、その多彩さに少なからず驚きが。なお、ペリクも入っているようですがイマイチ検知できませんでした。

多分、この「やってみました!」感というか外連味がなんともアメリカ的で、説明文にある「”Very American English”ブレンド」とはこのことかと一人膝を打ってしまいました。あえてケチをつけるとすれば、多彩で繊細さはあるけれど味わいのストーリー的な組み立てがなく、やや底が浅い感じがすると言えなくはないものの、全部の煙草が小難しかったらこっちも疲れてしまうわけで、これはこれで全然あり! かなり頑張っている旨いブレンドです。今まで当ブログで紹介してきたバーレーメインのブレンドでここまで多彩な味わいを持っているものは無いんじゃないかな。

バーレーが嫌いという方にはお薦めできませんが、私みたいに「あんまり好きじゃない」レベルであれば十分楽しめるブレンドかと。やっぱり 4noggins のイングリッシュ系のハウスブレンドはハズレが無いですね。



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