CHARATAN BELVEDERE 61DC / 361DC /461DC (HUNTSMAN)
このフォルムが好きで前々からユルく狙っていたチャラタンの61系(シェイプ名”HUNTSMAN”)、なんの巡り合わせかUS$100以下で立て続けに3本落札できてしまいました。3本とも〇に”L”刻印のある”Lane era”モノです。
「61系」などと書いていますが、私が手に入れた/eBay 他で見かけた61,361,461 はどう見ても同じ”HUNTSMAN”なので私が勝手に「61系」と呼んでいるだけです。なお、161 は画像検索で見つかりましたが同じ形。261は見当たりませんでした。eBay で見たことあるようなおぼろげな記憶はあるのですが…
私が手に入れた3本はすべてグレードが”BELVEDERE”です。1965年のフライヤーによると、チャラタンのグレードは上から
- STRAIGHT GRAIN
- まさに目の覚めるようなストレートグレインのスムースで限られた数しか作られなかった(作れなかった?)模様
- さらに7段階にランク分けされており、1965年当時の価格がUS$250の”Coronation”からUS$50の”Executive” まである
- SPECIAL
- かなりビシッとしたストレートグレインのスムース
- 1965年当時の価格がUS$35
- RELIEF GRAIN
- サンドブラスト
- 1965年当時の価格が$30
- BELVEDERE
- パッとしないグレインのスムース
- 1965年当時の価格がUS$25
となっており、安かっただけに”BELVEDERE”は一番下。”Coronation”なんかはたまに出てきてもUS$1,000を超えてきますからねぇ。ちなみに私は上記の”STRAIGHT GRAIN”シリーズの一番下の”Executive”を一本持っていますが、目の詰まったストレートグレインはやっぱり見栄えがします。”STRAIGHT GRAIN”シリーズの61系は、”Al Pascia'”が161の”SUPREME”をかつて販売していたようで、コチラにページが残っています。価格はわかりませんがこのグレインは高そうだなぁ…
ちなみに、1969年のアメリカでのパイプの価格が“1969 RTDA Almanac”として残っています。めぼしいところではGBDがレギュラーサイズでUS$10~50、Barlingは今の高評価の割には意外と高くなくてUS$10~40です。他にもいろいろなブランドのパイプの値段が乗っているので興味のある方はどうぞ。(リンク先の画像をクリックすると次のページに進みます)
というワケで、私が入手した3本の寸評を…
落札価格 | 寸評 | |
BELVEDERE 61DC | US$94 |
361/461より1cmほど短いためか、若干ずんぐりして見えるが、シェイプのバランスは一番好み。 購入直後はイマイチな味わいだったが、10ボウルくらい喫ったらかなり旨くなってきた。 |
BELVEDERE 361DC | US$73 |
写真でもわかる通り他の2本と違ってかなり赤っぽい。 マウスピース部分が変色しているため安めに落札できた。磨けば復活しそうだが、実用に支障ないので放置して常用。 |
BELVEDERE 461DC | US$95 | 特に旨くも不味くもない。所有している3本のうちでは最も特徴が無い…。 |
って感じで、シェイプが好みってこと以外は割とどうってことなかったです…ただ、ほとんどビリアードみたいな奇をてらったところのないシェイプなので諸々の使い勝手自体は非常に良く、ローテーションのレギュラーメンバーとしてキッチリ働いてくれています。値段を考えるとお得だったかなと。
パイプを集めることにはほとんど興味がなくなってしまっていますが、「さぼ亭流パイプの選び方と2016年に購入したパイプ」でも紹介したとおり、あんまりお金をかけずに細々とはやってます。