パイプパイプ煙草

McClelland Collector Series: WILDERNESS (マクレーランド ウィルダーネス)

マクレーランドの“強み”全部入り! 味わいの”WILDERNESS(原野)”を、思いのままに…。

McClelland Collector Series: WILDERNESS (マクレーランド ウィルダーネス)
McClelland Collector Series: WILDERNESS (マクレーランド ウィルダーネス)
Fred Hanna 氏により練り上げられた、幾層にも重なった豊かな味わいの特筆すべきブレンド。最高級のシリア産ラタキアと少量のキプロス産ラタキアが、甘いドラマ葉、エキゾチックなイエニジェ葉などの希少で貴重なオリエンタルの卓越した組み合わせによる味わいのベースとなっています。さらにレッドヴァージニアにより、甘み、豊かさ、クリーミーさが加えられています。
このブレンドで、豊かなひと時を堪能してください。
(パッケージの説明文をさぼ亭主人が翻訳)

US$ 10.55/50g也。(税・送料別)

マクレーランドファンの私にとっては、「これでもか!」というほどにマクレーランドの“強み”をアピールしているパッケージの説明文を読んだ時点でワクワクが止まらないですね。なお、説明文にある Fred Hanna 氏は、パイプ煙草について調べていると何かと目にする著名なパイプ研究家です。

着火直後はラタキアが、そしてすぐにそれを追いかけて覆いかぶさるようにオリエンタルが効いてきます。オリエンタルは、甘い系とスパイシー系が共存するリッチな味わい。それぞれの要素がマクレーランドファンにはおなじみなのですが、ブレンドとしてはなんとも不思議な「有りそうで無かった味」です。ベースがラタキア、表面がオリエンタル、そして味の隙間にみっしりとレッドヴァージニアが入り込んでくる感じでしょうか…いや~これは贅沢!

パイプ煙草の喫煙技術からすると当然かもしれませんが、このブレンドのオリエンタルは、エアフローを抑えてゆ~っくり喫うと甘く、やや激しく喫うとスパイシーさが強まります。また、ゆっくり喫った方がラタキアが主張してくるようです…ってなワケで1ボウルの中で味をコントロールできてなかなか面白い。この変幻自在っぷりから、味わいは特に似ていないながらも、ふと「G. L. Pease Original Mixtures: Odyssey (G.L.ピース オデッセイ)」を思い出しました。味わいのアピールポイントが明確なブレンドが多いマクレーランドの中では珍しいタイプなのかもしれませんね。

序盤~中盤~終盤と、喫煙の進行によって味が変わるというよりは、前述のように喫煙の仕方によって味が変わり、それを楽しむブレンドという気がします。”WILDERNESS(原野)”という名前は、「味わいの原野を、思いのままに縦横無尽に進みましょう!」という想いから命名したのかも?

味わいを大雑把に分類するとバルカン系に入るかと。基本的に濃い口の味わいなので、「腰をすえてガッツリ喫煙するぜ!」というニーズに特に向いているかと思います。なにしろこのコントローラブルな味わいは、「ながら喫煙」で無意識に消費してしまうのはもったいない!

オリエンタル、ラタキア好きの方が意識を集中してガッツリ楽しみたい時に特にお薦め。さらにパッケージの説明文にあるようなラタキアとオリエンタルの味の系統をなんとなくでもわかっていると、味わいだけではなく背景のメカニズムを垣間見ることができて、ありがたみが増しますね。ただ、この良さを満喫するにはそれなりに神経を使うため「常喫銘柄」には向いていないかも。私も、即リピートというよりは、ちょっとインターバルを開けてまた味わいと思っております。




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