McClelland Collector Series: PCCA Jubilee (マクレーランド ジュビリー)
コーヒーのような甘味と苦味。
US$ 8.89/50g也。(税・送料別)
マクレーランドの 50g 缶にしては安めの値段になっていますが、どうしてなかなか相当旨いブレンドです。
開封時のケチャップ臭は弱めで、若干の酸味が香ります。
火を点けると熟成されたヴァージニアの甘味と心地良い苦味が口の中に広がります。苦味は決して強過ぎず、コーヒーのようで旨い! 開封時には酸味の香りがしましたが、いざ喫ってみると酸味は弱いですね。基本的にはヴァージニアメインの味で、ラタキア、オリエンタルは若干感じられる、ペリクはほんの隠し味程度ですね。
中盤になると、序盤より苦味が強くなってきます。苦味と言ってもあくまでも甘味を引き立てつつも抑制を効かせるような心地よい味。序盤の甘さがずっと続いて飽きてしまわないようにとの配慮でしょうか。良い仕事してます。
そして、濃い味ながらも喫煙感はきわめてスムース。ニコチンもマイルドまではいかないながら決してキツくはありません。「苦味がある甘さでスムースな味わい」という言葉にピンと来たパイプスモーカーにはぜひお薦めしたい!
このブレンドに火を点けて最初に思い出したのが「Mac Baren HH Mature Virginia (マックバレン HH メイチュアヴァージニア)」で、ここからバーレーのトゲトゲ感を除いてスムースにしたと言ったところでしょうか。マクレーランドにしては安いと言ってもマックバレンHHシリーズの 100g 缶よりは高いので、その分高級感が感じられる味とも言えるでしょう。同じマクレーランドだと「McClelland GKCPC Beacon Extra (マクレーランド ビーコン エクストラ)」から酸味を除いた味ですかね。私としては相当お気に入りの2ブレンドを思い起こさせてくれただけあって、かなり好みの味です。
「オールスターそろい踏み」とも言える葉組から「全部入り」系のゴージャスな味を想像すると期待を裏切られるかもしれません。しかし、あくまでも主役は熟成されたヴァージニアでブレない、変な欲を出してまとまりの無い味にしないというのがこのブレンドのすごいところかと。さすがマクレーランドですね。ストック分即オーダー決定のお気に入りブレンドです!
ピンバック: Cornell & Diehl: SAM’S BLEND (コーネル&ディール サムズブレンド) – さぼ亭日乗