J. F. Germain & Son Royal Jersey Perique (ジャーマイン ロイヤルジャージー ペリク)
Esoterica の製造元が放つヴァージニア+ペリク。
US$9.25/50g 也。(税・送料別)
“J. F. Germain”といえば、どちらかというと Esoterica の製造元としての方が有名かもしれませんね。私も Esoterica は色々手を出しているのですが、”J. F. Germain”銘で出ているブレンドはこれが初チャレンジです。
Esoterica のヴァージニア+ペリクでは、「Esoterica Tobacciana Dorchester (エソテリカ ドーチェスター)」と「Esoterica Tobacciana Dunbar (エソテリカ ダンバー)」という、個人的に大絶賛のブレンドがあるので、これは期待が高まります。
ワクワクしながら着火すると、第一印象は「あれ?ペリク弱くね…?」。微かにペリクの味はするんですけど、良く言えば上品、悪く言えばつまんないです。私は、アメスピのペリクを1日1箱くらいやっているので、舌がペリク慣れしすぎているのかもしれませんが、正直肩すかしを食らった感が…。
気を取り直して味わってみると、ペリクと(多分)リコリスで上品に彩られたヴァージニアですね。う〜ん…悪くはないんですけどあんまり語るところ無いなぁ。味は違いますが「Samuel Gawith Best Brown Flake (サミュエル・ガーウィズ ベストブラウンフレーク)」的な淡白さと言うか…。シリーズ名に”Royal”と付いているくらいで上品なブレンドを目指しているのでしょう。私には正直物足りないです。
いろんなパイプで試したところ、ボウルが大きめでエアフローがやや渋いパイプで喫った方が、相対的にペリクや香料の比率が上がってくるような感じがして私の好みには合うようです。私の所持パイプとのベストマッチングは、”GBD COLOSSUS VIRGIN 9676″というボウルの内径が27mmくらいあって、普段は持て余し気味なデカいパイプでした。ただ、序盤〜終盤まで味はほとんど変わらないので、ボウルが大きいと終盤飽きるという諸刃の剣ではあります。
“Royal Jersey”シリーズには、ペリク以外にラタキアとキャベンディッシュがあります。シリーズとしてこういう方向性ならば、ラタキアの方が旨いかもしれません。そのうち試してみます。
ヴァージニア単体が好きで、ヴァージニアに軽いアクセントがついている程度のブレンドを探している方にはお薦めかも。個人的には当分リピートは無いですね。