McClelland Frog Morton on the Bayou (マクレーランド フロッグモートン オンザバイユー)
オリエンタル強め、フロッグモートンシリーズのバルカンブレンド。
US$ 15.29/100g也。(税・送料別)
フロッグモートンシリーズのバルカンブレンド。ちなみに”Bayou(バイユー)”とは、Wikipedia によると、
バイユー(bayou)は細くて、ゆっくりと流れる小川を意味する。バイユーは通常低地に位置し、例えばアメリカ合衆国南部のミシシッピ川の三角州地帯にある。多くのバイユーには、ザリガニ、エビ、貝類やナマズが生息する。(以下略)
とのこと。
フロッグモートンシリーズでは、以前「McClelland Frog Morton across the Pond(マクレーランド フロッグモートン アクロス ザ ポンド)」を紹介した時に、
ざっくり表現すると、オリジナルモートンと「Gawith, Hoggarth & Co. Balkan Mixture(ガーウィズ・ホガース バルカン・ミクスチャー)」あたりのバルカンブレンドとの中間の味ですね。と書きましたが、”on the Bayou”はさらにバルカン寄りに振った味です。
火点き、火保ちは非常に良好。火をつけると最初からオリエンタルがムンムンときて、フロッグモートン的なラタキアの甘さを期待していると肩すかしを食います。違和感を覚えながらも喫っていると、徐々にラタキアの甘さが立ち上がってきて「ああ、やっぱりフロッグモートンだな」と落ち着きます。
「フロッグモートンシリーズのバルカンブレンド」という事では、良い落とし所なんだと思うのですが、正直、どっち付かずと言うか「帯に短しタスキに長し」的な中途半端さを感じてしまいますね。まぁ旨いんですけどもフロッグモートンシリーズとしてはどうなんだろう? 私の中でのフロッグモートンシリーズの良さって「ラタキアの甘さをストレートに味わえる」であって、複雑さとか繊細さは求めていないんですよね。”on the Bayou”は、正直「雑な G. L. Pease」みたいな印象を受けてしまいます。
フロッグモートンシリーズ自体が賛否両論ありますが、アンチフロッグモートン派でもバルカンブレンドが好きならば、バリエーションのひとつとして試してみても良いかもしれません。フロッグモートン原理主義者にはシリーズ制覇という目的以外ではあんまりお薦めできないかも。
ピンバック: McClelland Frog Morton on the Town (マクレーランド フロッグモートン オン ザ タウン) | さぼ亭日乗