ASHTON Pebble Grain Panel Billiard(XXX)
パイプ、コスパで選んでる?
eBayで約US$200で落札。実はこのとき、これともうひとつ別のパイプを狙ってて、落札時刻が同じ日の早朝だったので「どっちか一個落札できれば御の字」とばかりに両方入札して寝て、起きたら両方落札できていて財布がパニックという思い出のある一本です。
現在、ASHTONのパイプは、これの他には以前紹介した「Ashton Pebble Grain Pot (XXX)」の合計2本しか持っていないのですが、なぜかこのブログに来た方の検索キーワードに「Ashton パイプ」が多いので、早めに紹介しておこうという事での登場です。
2012年に新品で購入した「Ashton Pebble Grain Pot (XXX)」と比べるとやや小振り、ブラストもおとなしめと全体の印象が結構違うので、ウィリアム(ビル)・テイラー氏がご存命の頃のものなのではと思っています。エステートである程度使われているせいか、あの「染料が滲み出してきそうな感じ(S/Aすると実際に滲み出してくる)」もしません。
ASHTON を語るときに必ず話題に上るオイル・キュアリングによるものなのか、味はなかなか良く、どんなブレンドでもそつなくこなします。特に吸い心地はかなり良いかと。新品時の価格は分かりませんが、そこまで高いパイプではないでしょう。ASHTON ならではのコストパフォーマンスに優れた一本と言えるのでは。
学生時代に熱伝導などの勉強をしていたので、ボウル部分の断面が四角いパイプは「カッコいいけど放熱のバランス悪そうだけどどうなのよ?」となんとなく避けていたのですが、持ってみると良いもんですね。これを手に入れてから四角いパイプも気になりだして、David Wagner (baff?) のパネル・ボルケーノが「2013年に手に入れたいパイプ」にエントリーされました(笑)。
ASHTON って派手さは無いけど、外連味(けれんみ)が無く堅実で、ある意味で英国的な良いメーカーだと認識させてくれた一本です。