CHARATAN EXECUTIVE BENT POT MADE BY HAND
いわゆるオールドブリティッシュと呼ばれるヴィンテージパイプのブランドでは、CHARATAN(チャラタン)が一番好きです。
最初にオールドブリティッシュに興味を持ったのは当然のごとくDUNHILLだったのですが、その後色々なオールドブリティッシュブランドがあるのを知り、実際にeBayをチェックするようになってから、俄然CHARATANに魅かれるようになりました。
「なぜCHARATANか?」ですが、それはもうあの独特なデザインです!!ファンの方には怒られるかもしれませんが「ダサカッコいい」。またはアヴァンギャルドといいましょうか。
正直、CHARATANのデザインに対する最初の印象は「こんなきれいなストレートグレインでこんな変なデザインかよ…これにはさぼ亭主人も苦笑い。」でした…でも、何度も見ていると「実はこれ、カッコ良いんじゃ?」「最高級品なのに守りに入っていない。常に攻めのデザイン!」となり「ほっ、欲しいです!」になるまであまり時間はかかりませんでした。
喫煙用パイプのカタログや価格表などを集めているサイト「Chris’ Pipe Pages」に掲載されている1969年の小売業者向けパイプ年鑑の価格表によると、今回紹介している”Executive”グレードの当時の価格はUS$60〜70、たまにeBayに出品されると大抵US$700以上で落札される”Coronation”は当時なんとUS$300です。ちなみに同価格表によると、Dunhillの”Shell”でUS$30〜45程度なので、CHARATANの上位グレードは相当な高級品だったと思われます。それであのアヴァンギャルドなデザイン!
というワケで CHARATANを落札しようとコツコツと頑張っているのですが、高級グレードのぶっ飛びデザインのものは結構高いんですよねぇ。「CHARATANの高級グレード=”MADE BY HAND”=ハンドメイド」で、ハンドメイドならではの自由なデザインなので、バイヤー側から見て作家モノ扱いになっているのではないかと推測しています。”MADE BY HAND”じゃないグレードはそこまで高くならないのですが、デザインのぶっ飛び方が足りない(笑)…それでも独特のデザインでパッと見で他のブランドとは違いますが。
今回紹介しているEXECUTIVE BENT POT MADE BY HANDは”MADE BY HAND”でも下の方のグレードなのと、写真でも分かるように短い線状の傷のようなものがいくつも付いているので、US$140位で落とせました。
樽みたいなデザインがなかなか気に入ってます。手にしっくり馴染み、どんなブレンドもおいしく味わえるのでヘビーローテーションで頑張ってくれています。